高齢者の困りごとをこんなに分かりやすくす伝えてくれるなんて、ありがたい。いちばん未来のアイデアブック フツーの高齢者のみなさんが考えましたを読みました。
この本を読んだ理由
フツーの高齢者が考えたアイデアって何だろう?と思って読み始めました。定年後、余生の過ごし方なのかな?孫が寄ってくるアイデア帳なのかなとワクワクしながら手に取りました。
あとペラペラめくったときにイラストがあり、文字も少なくて難しくなさそうとおもったのも理由の1つ。
この本はどんな本かというと
カラダ、記憶、食、人づきあい、時間、住まい、街の7つの項目ごとにアイデアを示している。こんなのあったらいいのにというアイデアとその理由、その理由に対しての他の人の反応が書いてあります。
例えば、体力を使いたいときにちょっと前の自分に戻って疲れずに動ける装置。この理由は、目的地に着く前に体力使って1階のロビーについたときにはちょっと息を整えなくてはいけない状態だから。
そんな薬や機械があったらいいねぇと思う本ではなくて、高齢者は生活の中で、こんなところが不便なんだよとやんわり教えてくれる本なのです。
生きたいと思う年齢と平均寿命のグラフなど、そのテーマに対したグラフがあいだあいだにはさんであり、それもためになりました。
編者は慶成会老年学研究所というところで15人の普通の高齢者に集まってもらって話し合いをして高齢者による高齢者ガイドブックとしてまとめた本です
ちえの感想
話し合いに参加している高齢者の人の多くが後期高齢者で前期高齢者の考えと後期高齢者の考えはだいぶ異なるのかもしれないと感じた本でした。
高齢者とひとくくりにしてはいけないな、高齢者という言葉がどちらのことを示しているのか考えてテレビや本を読まないといけないなと思いました。
あと、この本を自分の市町のバージョンを作ったらおもしろいかも
いちばん未来のアイデアブック フツーの高齢者のみなさんが考えました