あたらしい路上のつくりかた/影山裕樹編著を読んで

あたらしい路上のつくり方

自分がどう公共空間を使いたいのかを考える前に、他の人はどんなふうに使いたく、どうやって課題をクリアしてきたかが書いてある本

この本を読んだ理由

地元愛知県の岡崎市の取り組みでおとがワンダーランドというものがある。公共空間である河川を利用したまちづくりの取り組みで、注目している。ぜひ一度見に行きたいとおもいつつ、イベントのある日が用事と重なっていたり、日程がうまく届かなかったり、当日は全く行けていない。そんなおとがワンダーランドの話があると聞いてとびついた。

最近どこも公共空間でイベントをよくやっている印象がある。公共施設の駐車場、駅前の空間、公園、道路でなど。たいがいマルシェでクラフトや飲食で出店なんだけど、誰がやってるんだろう?なんであそこが使えるんだろうと不思議に思っていた。

あたらしい路上のつくり方

この本はどんな本かというと

公共空間でイベントを行ってきた人達による交渉までの道のりや工夫ポイントがかいてあります。以下の事例が書いてあり、どの人も苦労して行政との交渉や地域の取り込みのお話が面白いです。

ちえの感想

この本で、異なる階層に属する人たちが、偶然出会ってしまう場所をどうつくるかが公共空間でイベントをする考え方が必要、そのためには新しい参加者にアプローチをすることとある。

確かにイベントを作るときに1つのテーマのコミュニティを作りたがるけど、このテーマに興味がない人をどう引き込むかという視点も大事なんだと思う。テーマからブレるかもしれないけど公共空間では妥協点か。

そのブレが大きくなるとなんのための事業なのかが分からなくなりそうなので、テーマのブレを小さく、かつテーマの趣旨はそのままに考えていくことが主催者には必要なんだと思う。

周りの公共空間を自分がどんなふうに使いたいのか?ただの通り道だったり、1つの目的でしか使えなかった空間を他用するヒントだと感じた。

駅前に花を植えるもそうだし、芝生広場でイベントするもそう、何かやってる、おもしろそうと感じるのではなく、私に欠けていたのは自分がどう使いたいのかだった

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。