良い会議は、準備がされて、フォローがされているんだと分かった本として世界で一番やさしい会議の教科書/榊巻亮を読み終えました。
この本を読んだ理由
グダグダ会議が続いていたり、時間に終わらない会議になったり、満足感のある会議にしたいから、救いの手を探して読み始めました。
この本はどんな本かというと
社会人2年目の鈴川葵が参加するグダグダな会議をコンサルの父親からファシリテーションを学んで良くしていくという話。
最初の出だしがいい。最初から大きなこと難しいことを教えられると大変だけど、最初は決まったことを最後に確認することの説明で終わる。ストーリーがあるせいか、簡単なものから難しいものへの説明がはっきりして読みやすい。
課題解決の五階層を意識して会議内容を聞いていくと行くという話はなるほどと思った。
- 5 効果 どの施策が効果が大きいのか
- 4 施策 どんな解決策があるのか
- 3 原因 なぜそれが発生するのか
- 2 問題 具体的にどう困るのか
- 1 事象 何が起こっているのか
下の意見が一致していないと上の階層では絶対に意見が合わないので課題解決の議論をするとき、議論がかみ合わないのは階層がズレているから。まず下から合わせること。
会議をする前にprepシートを作って紙面で会議の予行練習する。
ちえの感想
会議の仕方を学校では教えてもらわないし社会にでても教えてもらえない。なんとなく分かっていくけど、いい会議や悪い会議に出席しないと分からないし、良い会議にするためにどんなコツがあるのかも知ることができない。
この本はそういったものが書いてある気がする。この本だけで会議がうまくできるわけじゃないけど、いい会議は、こんなに準備がされてフォローがされているんだと分かった本。
全員ファシリテーターとしてふるまえると、議題がうまく進んでいるか、ねじれてないか、時間は大丈夫なのかを目標を見失ってないか、みんなが確認し合えるので効率がいいよな。