久しぶりに公衆電話を使った。15年ぶりだろうか。携帯電話を持ってから公衆電話に必要性がなくなったが、携帯電話をなくして問い合わせセンターに電話をするときに利用した。
公衆電話のかけ方を思い出すのに時間がかかる。
どのタイミングでお金を入れるのか、受話器を取るのか、電話番号を押すのか、どうだっけ?携帯電話をなくした頭がパニック状態である。
正しくは、受話器をとる。お金を入れる、電話番号を押すです。
ボタンを正しく押せなかった。
それから1番もたついたのは電話番号を正しく押すこと。
スマホで電話をかけるときってスマホを耳に当てて音を確認せず番号を目で見ていたので緑の電話でかけるときも受話器を耳にはあてていなかった。
番号を押しても電話がつながらない。おかしいと思って何度も試すんだけど、結局原因はボタンの音がしっかり押さないと鳴らなかったことだった。
スマートフォンだと軽いタッチで反応してくれるがボタンはちゃんと押さないと反応してくれない。受話器を耳に当てながら押したとき0は押してもならないのに2は音がするなんでだ?みたいに感じてしまった。
そういえばボタンを押すと音が鳴る仕組みだった。ぐっとボタンを押すと音がなった。しっかりと押してなかったからだった。
10円でこれしかかけれないの?
問い合わせセンターに電話をかけると10円だとすぐに切れる。だから100円を投入。あれすぐに終わる。どうしてだろう。
大手キャリアの携帯電話会社では、かけ放題プランが主流になっているし、通話料金と分数なんてあまり意識しない。携帯電話は後払いだからお金を入れて時間がたつと切れるという感覚が、当たり前のことだけど変な感覚に襲われた。
公衆電話10円でかけることができる分数を調べた。
調べてみると10円で1分かけれるのは区域内のみ。区域が60km超えると12秒。050の番号は10円で18秒。携帯電話にかけるのも12秒くらいである。
問い合わせセンターで只今込み合っております。しばらくお待ちください。のエンドレスを公衆電話で行うには100円玉を積んでおかないといけない。
また、問合せセンターは、問い合わせが多すぎると時間を変えてかけなおしてくれと、向こうから切られるので、せっかく投入した100円がという気持ちにもなる。
その後
結局小銭がきれて、自宅に戻った。しかし固定電話はないので、もうすぐ帰ってくる家でひーくんの帰りを待つということになった。
他にも前のiphoneを使ってIP電話アプリをいれて電話をかけるかということも考えたが、ひーくんの足のほうが早かった。
公衆電話が使えないイマドキの子なんて馬鹿にしていたが私自身が使えなかったので、10年に1度くらいは使ったほうがいいのかもしれないと感じたできごとだった。